多点での温度計測が可能
サンサーモの最大の特徴は、1本のケーブルで同時に多点の温度測定が可能な点です。これは、ケーブル内部に複数の温度センサを内蔵することで実現しています。従来の多点温度測定では、複数の温度計や熱電対を個別に設置する必要があり、設置作業の煩雑さや配線の複雑化などの課題がありましたが、サンサーモはこれらの課題を解決するために開発されたケーブル式多点温度センサです。
計測事例
潤滑油・配電盤等温度監視
大型ポンプ回転部温度監視
恒温槽内温度監視
冷凍・冷蔵車コンテナ温度監視
地中温度監視
化学製品製造ラインの保全監視
工作機械製品内、組込部品活用
特 徴
特 徴
多点式ケーブル温度センサの「サンサーモ」の特長は、ケーブルセンサ故に構造がシンプルでイニシャルコストが安価であり、完全防水で使用環境も選ばず、施工時間が短くできる為、導入も早いです。他のシステムを組んだ温度センサ(熱電対等)に比べて、構造上、安価に導入することが可能です。
【コスト】構成がシンプルだからイニシャルコストが安価
熱電対などは、分岐される数が増えると、ケーブル分のコストが増加してコストがかさむ。 中間機器のセンサ接続数が決まっているので、センサ数を増やすと中間機器の増設も必要でコスト増の要因になる。しかし、ケーブル温度センサ「サンサーモ」は、温度センサが1本のケーブル上に組み込まれており、センサの数が増えても、中間機器(ハブ・変換器、電源)不要でイニシャルコストが安価です。
- ●サンサーモの場合
温度センサが1本のケーブル上に組み込まれており、センサの数が増えてもコスト増加に繋がらない。
- ●熱電対の場合
中間機器からケーブルで分岐されている。分岐される数が増えると、ケーブル分のコストが増加してコストがかさむ。
中間機器のセンサ接続数が決まっているので、センサ数を増やすと中間機器の増設も必要でコスト増の要因になる。
- ●無線式温度センサの
場合 子機が高額で、センサ点数分子機の購入が必要になりコストが増加する
(どこに子機を設置したか、わからなくなるケースもある。)
【使用環境】完全防水(センサ部)で水中、屋外等の様々な環境で使用可能(適応温度範囲 −40℃〜105℃)
- 屋外(雨あり)
- 水中
- 地中・土中
- 耐薬品
- 耐油
<用 途>
【導入時間】施工時間が短い為、導入も早くできる
よく使われる熱電対は、選定からケーブル加工や端末加工など、施工することが多く導入に時間がかかります。「サンサーモ」は、ケーブルセンサなので施工に関しては、ケーブル固定のみで施工時間が短い。
●サンサーモの場合
- <施工項目>ケ-ブル固定
- <施工時間>1時間以内
●無線式温度センサの場合
- <施工項目>子機の固定
- <施工時間>2~3時間以内※通信確認含む
●熱電対の場合
- <施工項目>機器類の設置場所選定
各ケーブルの切断
端末加工(電源工事)※電源工事無い場合ケーブル固定 - <施工時間>2~3日程度※電源工事無い場合
【通信方式】多くの通信方式に対応しているので、既存環境に合わせて導入が可能
「サンサーモ」では、カスタマイズで既存環境に合わせて通信方式に対応しております。
- RS232C
- RS485
- Ethernet
- CANBUS
- Bluetooth
- USB
他
【外観】見た目がスッキリ目立たない
「サンサーモ」は、温度センサがケーブル内に組み込まれているので見た目はケーブルそのもの。また中間機器(ハブ・変換器、電源)が不要な為、設置が目立って欲しくない場所にもスマートに設置できます。

【接続方式】有線・無線対応できる
【再設置】ケーブルセンサなので現状のまま回収でき、再設置も容易